アニメで頑張ってごっきゅんを背負ってるツナさんがかわいかったものだからついついですvv
一応、獄ツナのほかには武とハルと京子ちゃんも出てくるはず。あとリボーンも。。
***俺の背中につかまって***
「今週末天気いいみたいだしな、どっかでかけねー?」
唐突に山本が言い出した金曜の昼休み。
屋上で昼食をとるツナ・獄寺・山本。空は雲ひとつない底抜けの快晴だった。
「てめーは唐突すぎんだよ!明日じゃねーか!!」
「だってこの空見てたらどっかいきたくなっちまってさ?そうじゃね、ツナ?」
急に振られてびくつきつつうなずくツナ。
確かに今日の天気は学校にいるのももったいないほどの気持ちのいい空だった。
「10代目はお出かけしたいんですか?」
見上げた空のすがすがしさにつられて首を縦にふってしまったツナ。
「じゃ、きまりな。」
嬉しそうに山本が笑う。
「そうだな。たまにはファミリーと親睦を深めて来い。」
どこからともなく現れたリボーン。
「え、ちょ、リボーンお前どこから!」
「明日もあさっても天気はいいみたいですしね!明日は降水確率0%、紫外線が強いので対策が必要だから・・・」
いつの間にかそんな情報を携帯から仕入れていた獄寺。
「明日な、チャリででかけるとかどうだ?絶対風とか気持ちいいぜ」
五月晴れの空の下を自転車で走る。まだやや冷たい風と暖かな日差しとが爽快感をくれることだろうことはわかっていた。
なのに、ツナは表情を暗くする。
「チャリって・・自転車だよね?」
「ん?そーだけど、どうかしたかツナ?お前チャリ持ってねーとか?」
確かにお互いともに徒歩通学できる距離だったので、自転車に乗っている姿はほとんど見たことはなかった。
そんな理由ではないことを説明しようとして、獄寺にさえぎられてしまった。
「このっバカ!10代目になに失礼なこと言ってんだ!チャリくらいもってますよ、ね、10代目!?」
「あ、うん、まぁ・・・」
母さんの自転車はあるけど、そうじゃなくて・・・・
山本の質問に答える機会を得られないまま昼休み終了のチャイムが鳴ってしまい、教室へ戻らざるをえなくなってしまった。
そして結局一日ツナは本当のことを山本にいえないまま過ぎてしまい、翌日を迎えることとなってしまった。
重い足取りで階下へおりると、母が張り切って弁当を用意してくれていた。
玄関を出ると途中で山本に会って一緒になってしまったと、いつものように不機嫌そうにしている獄寺と気にしない山本がいた。
「お、おはよー」
「おはようございます!10代目!お荷物、俺が持ちますよ!」
母お手製の弁当と飲み物を自分の自転車のかごへと促す獄寺。
獄寺が乗っているのはどうやらビアンキが乗っていたそれのような町乗り向け自転車。
一方山本はマウンテンバイクで、荷かごがないことから肩から斜めに大きなリュックを背負っていた。
「これ親父がもってけってさ、寿司とかいろいろあんのな。あれ、ツナのチャリどこだ?」
「あのね、実は・・・」
「俺出してきましょうか?」
「実は俺・・・ごめん、自転車乗れないんだ。」
思いもよらなかった言葉に、一瞬動きが止まる二人。
「はは!そーなのなー!じゃ、ツナ、俺んとこ二人乗りすっか?」
「バカ言え!10代目は俺がお乗せするんだ!てめーのは後ろ乗れねーだろーが!」
二人にはひかれるかと思っていたので、そんな反応で逆に安心したものの、二人乗りにも慣れていないツナには山本側で立ち乗りはかなりハードルが高く思えた。
「ご・・獄寺くん、乗せてもらってもいいかな?」
ツナ直々の頼みに、表情を輝かせる獄寺。荷台を袖で何度もこすったあとで、ツナをそこへ促した。
「あのね、俺、二人乗りも・・・そんなにしたことないんだけど・・」
「任せてください。俺がついてます。」
「じゃー、ツナ頑張れよ?二人乗りってのは、こうやってすとんって乗って、ぐって持って、ひょいひょいーってしてれば大丈夫だからな?」
相変わらず山本式は直感的すぎてよくわからないとツナは思った。
そういうと先に走りだす山本。行き先は彼が決めて道順も把握しているらしかった。
「俺案内すっからちゃんとついてこいなー!」
「うるせー、ちゃっちゃと行きやがれ!」
まず獄寺がサドルに乗って車体を安定させた。
その後ろの荷台にそっとツナがまたがる。そしてサドルとのぎりぎり境目あたりをぎゅっと握った。
目の前には獄寺の背中が見えた。意外なその大きさに少しだけドキッとする。
「乗れましたか、10代目?」
ちらと振り返る獄寺に、何とか返事を返すと真剣な表情でぐっと腕をつかまれた。
「危ないです、それじゃ。ちゃんと俺の腰に腕回しててください、こうやってほら・・・」
つかまっていた両手はあっという間に獄寺の腰へと巻きつけられてしまった。
彼の背中と密着する形になるツナ。自分の心音が伝わってしまわないことを祈りながら言うとおりにした。
「じゃ、走りますからね・・・」
心なしか獄寺の声も上ずったように聞こえたのは自分の都合のよさからなんだろうとツナは思った。
やや体を前傾にして片足のペダルに重心を持っていくようにこぎだす。
こぎだしからスピードに乗るまでがもっとも不安定なのが自転車の悪いところ。
「わ!ちょっ!獄寺くん、だめだって!!」
いくら安定した自転車でも、獄寺がそっとこいでいてもそれは全くなくなるということはない。
思わず獄寺につかまる腕に力が入ってしまうツナ。
「任せてください!絶対10代目をこわい目にあわせたりしませんから、全部俺に委ねてしっかりつかまっててくださいね!!」
ツナは目を閉じて獄寺にしがみついて必死で耐えた。
獄寺のこぐ自転車はすぐにスピードに乗って安定し始めた。前を走る山本と一定の距離を保ちながら走る獄寺。
ややその間隔が広いようなのは、ツナとふたりっきりの空間を少しでも持ちたい獄寺の欲からのものだった。
「どうですか、気持ちよくないですか?」
「あ、わ、まだそんな余裕、ないよ・・・」
スピードと細かなゆれにまだ恐怖心が取り去れないツナは獄寺の背中に顔を押し付けながらそうつぶやく。
「初めてっていうのは仕方ないことですよ。俺がついてますから、ね。」
つかまった手を獄寺になでられるとどこか恐怖心も薄れ、落ち着いてきたように思えた。
獄寺の背中に響く、落ち着いた獄寺の声。
信号のある小さな交差点に赤信号で一旦とまることになった。
山本は青で渡れたようで。横断歩道の向こう側で自転車をとめて待っていた。
ツナがほっとした瞬間、不意に手の甲にやわらかい感触があった。
「獄寺く・・ん・・・?」
「へへ・・おまじないですよ、おまじない。」
どこか照れたようにそう言い、もう一度腰に回されていたツナの手の甲にキスをおとす。
「な、なにしてるの!!!」
その手を獄寺から勢いよくひくと真っ赤になって抗議した。
獄寺は落ち着くためのまじないだと言って微笑んでいる。
しかし、むくれて下を向くツナを見てあわてて申し訳なさそうにする。
「もう、こんなことしたら、余計落ち着かないよ」
「俺だって10代目にこんなにもくっついていたら落ち着けません。」
お互いのかなり遠まわしな告白にお互いが気づき合えたのかはわからないけれど、目があうと笑いあった。
信号はタイミングよく青に変わる。
「早くこいよ、獄寺ー!」
向こうで、走り出さない獄寺を気にした山本が大声で話しかける。
「うるせー!!先いけって何回いったらわかんだよ、このばーか!」
口でそう言いつつもちゃんとまたペダルに足をかける獄寺。
ツナは再びその腰に腕をまわす。
「あのさ、俺」
踏み出そうとしたのをとめる獄寺。
「まだちょっと怖いけど、獄寺くんとならいいかなって思うよ」
満面の笑みを見せる獄寺。
「じゃあ今度は二人だけで自転車のってどこか行きましょうか」
秘密の約束を取り交わして、ようやく進み始める自転車。
山本が下調べしてきた目的地はもうすぐそこらしい。
まだ昼前だというのにもう空腹を訴える山本の声にうしろめたさと恥ずかしさを感じながら、獄寺のつくる風のにおいの中でツナは一人幸せそうに微笑んだ。
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どの辺が獄ツナ;;;;;後半のちょこっとくらいでした;;;
ハルとか出したかったんですが、腕がたりなさすぎました。。。。
リボーン、あれだけ、すいません、リボーンさん。。。
会話をえろっぽくしたかったのがポイントです(笑)
誤解を招くような会話を書きたいと頑張るだけ頑張りました。
でもこれで精一杯でした。。
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